アナウンサー・テレビ就活 1
最近、法政大学の学生たちと就活について話をする機会をもらっています。
マスコミ講座
の30人ほどの講義をやらせていただいているおかげです。
この講座の狙いはアナウンサーを中心とした、テレビ・マスコミ受験です。
いわゆる「就活相談」的なもの。
学生たちに、偉そうな私が、偉そうに、そりゃ偉そうに、語る語る語る…(笑)
「これじゃ厳しいよね」
「このネタは、100人いたら90人は言いそうだよ」
なんて感じ(汗)
学生からしたら、気分悪いんだろうな~(涙)
私的には、お節介ながら、かなり本気でやってます。
毎晩深夜3時まで、彼らの個人レポートを作ってます。
実はこれ、学生のためじゃなくて、自分のため(笑)
自分の短いキャリアでも、恩返しが出来ると確信しているから。
「可能性の選択肢を広げるプロジェクト
」のひとつなのだ!
ちょっと気づいたことがあるので、書いてみます。
あ、就活に興味の無い方には、つまらない内容ですよ~(汗)
法政大学の学生からは、この10年くらい毎年、就活相談を受けています。
毎年、法政大学の学生は、まったく同じ事を相談に来ます。
これがまた、ハンで押したように同じ事をみんな言うのです。
しかもその学生には、共通点があるんです。
相談内容と言うのが
「自己PRが固まりません」
「アナウンサーになって、やりたい仕事が固まりません」
そういう学生の共通した特徴が
「B層」
講座生30人というのは、法政大学全体から希望者を募り選抜試験をくぐり抜けた、モチベーションの高い人材です。
ですがやはり集団。
そこにはもれなく「階層」が出来上がります。
「A層」
根拠に関わらず自信と自分を持っている。ポイントをある程度理解している。
アドリブが強い。柔軟性に欠ける。アドバイスを吸収しにくい。
「B層」
学生に最も多い。就活のポイントを間違ってとらえてしまいがち。
素直。影響されやすい。ハマると抜けるまでに時間がかかる。
「C層」
頑張ってるつもり。受動的。ポイントが見えない。
アドリブできない。誤った自信が壊れない。
ちょっと乱暴な言い方ですが、この3層にはそれぞれにたいして異なる対応をするようにしています。
「A層」と「C層」は毎年全体の10%くらいしかいないので、個人的に話をするようにしています。
やはり結果を出しやすいのは「A層」
この人材は、アナウンサーに限らず、必ず大手の会社から内定をもらっています。
もともとポイントをつかむのが早いので、面接のポイントや、何が求められる回答なのかを分かっている。
なので、こっちとしては、より良い会社からの内定を取ってもらうために、取りこぼしの防止の「減点法評価対策」をします。
簡単に言うと、「新聞」「ニュース」「会社の基本情報」を押さえさせるだけ。
ケアレスミスで内定を不意にして欲しくないので。
「いまの官房長官は?」
のような基本的な情報を、学生は落としがち。
他で素晴らしい評価を得ても、たったこれだけで印象を悪くしてしまう可能性もあります。
「C層」は、いまだに私が悩んでいます。
この人材は、総じて良い結果を出せずに最後まで就活を苦しんでいます。
表現や考え方の「出し方」を誤ってしまう印象です。
不思議と「誤った自信」があるため「頑張る」も「つもり」で終わってしまう。
彼らの底上げが、私にとっても大きな課題です。
「B層」おそらく90%の学生がここに入ると思います。
この人材には、私たち講師の効力が最もあらわれます。
良くも、悪くも。
以下次回