昨夜は月齢13。しかも冬なので月は高く上りますが、晴れ間が覗いたので、撮影に挑みました。こういう事をすると本当に貧乏性だと思います。
2019年11月19日
VC200L(焦点距離1800mm・F9)+ SXP赤道儀
KOWA LM75JC+M-GENでオートガイド
カメラ:ASI1600MM-Pro フィルタ:ZWO RGBフィルタ(31mm)
GAIN:300 冷却温度:-20℃
露出時間: R・G・B:各60秒×10 (合計30分)
ステライメージ7・フラットエイド・Neat Image v8・PHTOSHOPCCにて画像処理(対象を中心にトリミング)
まずは月明かりの影響を避けられなかったエリダヌス座の惑星状星雲NGC1535です。「クレオパトラの瞳」という別名がある、まるで瞳のような星雲です。正直、半分失敗したと思ったのですが、何とかここまで持ち直しました。エスキモー星雲と違って外周部に模様は無いですが、代わりに「泣きぼくろ」がありますね。月明かりの影響下でもここまで写るので、意外と明るいのかもしれません。
2019年11月19日
VC200L(焦点距離1800mm・F9)+ SXP赤道儀
KOWA LM75JC+M-GENでオートガイド
カメラ:ASI1600MM-Pro フィルタ:ZWO RGBフィルタ(31mm)
GAIN:300 冷却温度:-20℃
露出時間: R・G・B:各60秒×10 (合計30分)
ステライメージ7・フラットエイド・Neat Image v8・PHTOSHOPCCにて画像処理(周辺部をトリミング)
続いてはケフェウス座の惑星状星雲NGC40「ボウタイ」星雲です。形はシンプルですが、とにかく赤いです。RGB撮影でもRバンドだけ非常によく写っていました。中心星から吹き出したガスが反射して輝いているようですが、赤一色はあまり見ません。普通の惑星状星雲と少し違うのでしょうか?
非常に寒かったものの、晴れ間の時間はそれなりに長かったです。月明かりが無ければ系外銀河シーズン入りを宣言してM81を狙っていたところでしたが、とても無理でした。次の機会を狙います。
長焦点大口径砲・VC200Lの出番の始まりです。