秋の系外銀河祭り(その1) | 上杉蒼太の鉄道&天体観測日記

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鉄道全般ならびに鉄道模型、そして天体観測に関するブロクです。特に鉄道模型や天体観測好きの方大歓迎!

前回のブロクでも触れたように、あの記事を書いた直後に遠征してきました。今までは「同業者」らしき人影が無かったので伏せていたのですが、今回の撮影ポイントは牡鹿半島の先端です。好条件が重なった為か、今回初めて「同業者」と思われる方がいらっしゃいました(私より早く来て、帰る時もいらっしゃいました)。最初は並ぼうと思ったのですが、そこからでは東側があまり見えない事もあって少し別の場所に移動しました。

2018年11月3日

VC200L(焦点距離1800mm・F9)+ SXP赤道儀

カメラ:ASI1600MM-Pro フィルタ:ZWO RGBフィルタ(31mm)

GAIN:300 冷却温度:-20℃

露出時間:L:60秒×60 R・G:各60秒×7 B:60秒×10 (合計77分)

ステライメージ7・Neat Image v8・PHTOSHOPCCにて画像処理(かなりトリミングあり)

 

まずはケフェウス座とはくちょう座の間にある系外銀河NGC6946です。昨年、超新星SN2017eawが出現した時にもFC-76DCで撮影したのですが、思ったより写りが良かったので、今回VC200Lで狙ってみました。

途中、SCW予想を裏切る雲が出現して、一時はほぼ全天を覆うほど広がったのですが、何とか消えたお蔭で最後まで撮影できました(大幅にトリミングしているのはその為です)。

超新星SN2017eawはよーく見るとそれらしい天体があるのですが、断定はできません。非常に暗くなっている(おそらく17等級以下)ようです。

 

2018年11月3日

VC200L(焦点距離1800mm・F9)+ SXP赤道儀

カメラ:ASI1600MM-Pro フィルタ:ZWO RGBフィルタ(31mm)

GAIN:300 冷却温度:-20℃

露出時間:L:60秒×25 (合計25分)

ステライメージ7・Neat Image v8・PHTOSHOPCCにて画像処理(対象を中心にトリミング)

 

次はペガスス座の通称「ステファンの五つ子銀河」です。対象が小さいのでモノクロで狙ってみました。

5つの銀河の集合体(NGC7317・NGC7318A・NGC7318B・NGC7319・NGC7320)ですが、一番上にあって一番明るいNGC7320までの距離は約4000万光年、他の銀河までの距離は約2億1000万~3億4000万光年なのでこの銀河だけたまたま同じ方向にあるようです。

ちなみに少し離れた場所にあるNGC7320Cも2億数千万光年離れた場所に存在する為、同一の銀河群に属すると考えられています。

 

……それにしても。あっさりと書きましたが、3億4千万光年ということは、この光が対象の銀河から放たれたのは3億4千万年前、古生代の石炭紀にあたります。それを受け止めていると考えると、宇宙の大きさには目眩がします。