memento mori ───

/坂下のコスモスに足止めにけり

/ヒルガオや午後の三時になりけるに

/未央柳工事の人も見降ろせり

/かーさんの雨掻い潜りマグロ丼

/光が丘名前がいいね要介護娘の云ふことを聞かずなりゆき

■妻の亡くなったおとーさんの妹、御年94歳になられる。少し認知も入って来て一週間に二度、一時間半もかけてやって来てくれる娘の云ふことをなかなか聞かなくなって来た。妻は久しぶりとて慰問に訪れた。

/命日にむらさきの花活けにけり

/一輪挿しに紫陽花の花オヤジの日

■1985,6/4オヤジ死去75歳。1989,6/4天安門事件。

オヤジとぼくは同じ戌年。ぼくは直に80歳になる。

/ギンヤマンに氷を泛べレモンかな

/プリンターも足止めを喰ふヨドバシへ

ノズルチェックの利かずなりけり

いろんなモノゴトに“目詰まり”が。

▲メンテナンスボックス交換。

よかったことは知り合いから四谷三丁目の老舗「錦松梅」のふりかけを頂いたこと。

memento mori───死を考える。「色即是空」人の命はたまたま当人に現象しているだけであって、死んだら、縁起の中に溶け込んでいくと感じています。みんなそれぞれの役割を果たしながら社会は作られてゆくものですから、自分軸だけでなく社会軸で考える。(岸本葉子26,6,5朝日新聞)

 

倉石智證