常夜鍋。

/久々や春灯家族常夜鍋

/春灯や湯気あるものをまへにして

/声色やサラダに混じる春の色

/階段を上がり降りして暖取りぬ

/河津には十万人の人の群れ

/桃色にやがて染まるを桜守

/オリンピコ高校生の当たり前宙を翔んでくハイスクールガール

/オリンピコ高校生の当たり前とっぴんぱらりくるくるどきどき

/金メダルマニュキュアの色春めいて

/寒卵落として飯をお代わりす

/クサフグの鍋にしやうか牡蠣添えて

/潮光る廣島の牡蠣復活す

娘は友達を呼んで牡蠣パーティーを。

/花粉時季ティッシュの山や世話尽くし

倉石智證