百目柿通信、

芋日和、

柘榴の葉の黄落、

後剪定。

/黄落や閑(しづ)心なく散る黄葉

/炎立(ほむらた)つ柘榴黄葉に西日かな

/紅葉降りいそぐなよいそぐなよ

/遠かすみ連山影を正しうす

/凩やモームの葉っぱ蔦紅葉

/硝子戸に影映りけり吊るし柿

/外苑のいてふニュースに子供たち

/焼酎をかけて手もみや吊るし柿

/籠重し脚立の人と百目柿

/餡かけそば蕪の漬物添へて出す

/本日は小春まっこと芋日和

/紅はるか心のなるくおほどかに

/芋掘りや工事の人と立ち話

/芋掘りや連作をまた免れて

/黄落の続く門柱の柘榴

/黄落や光の絲を昼下り

/剪定や柘榴の棘の手厳しく

/皇帝ダリア予報キビシキ19日

/芋掘ってあと二三日霜予報

 

倉石智證