落葉掻き。

「存立危機」。

/灯籠の石に冷え来る紅葉かな

/就中(なかんずく)風物詩とは柿すだれ

/仲代の声ふと太し菊の花

/秋草のミクロを抜いて腰痛し

/落ち葉掃き空を仰ぎて切もなし

/落ち葉掻き仏法僧と唱えけり

/長ネギの初採り祝ふネギマかな

/長ネギの白さを指で測りけり

/里芋の小者さがして衣被

/天ぷらや畑にありし秋のモノ

/ホタテ焼く豊洲のからのおもてなし焦げ目の色も秋の色する

/桔梗の未だ毎日の黄葉かな

/水音に紅葉の色の落ちかかり

/クマ公の柿に長居の構図かな

/エライこと存立危機の紅葉色

/中国の色真っ赤っか早苗ちゃん

はしゃぎが過ぎたツケまはり来る

熊に中国共産党に、

内憂外患だ。

 

倉石智證