おはやうとリコピンさんのお通りだい

/夏だものベルトを抜いてアッパッパ

/信玄も身震いをする猛暑かな

/雲の峰もう山の端を数えない

/曲がり初む胡瓜は夏のご愛敬

/採れ過ぎて古漬け先に糠の床

/ソルダムやサンタローザや夏熟れる

/冷え冷えのビール天ぷら夏野菜

/逞しき南瓜の蔓辺径教へ

/桔梗の白きが生(あ)れて水遣りぬ

/プチトマトの簾うれしき夏の朝

/むくつけきゴーヤは花の可憐かな

/夜を焦がす花火涼しむ窓越しに

/西瓜採って手にずっしりと畑の子

/きっと、屹度朝はつめたき水汲みに

/リコピンさ~ん、トマトは干され懇ろに

/リコピンの濃縮されて天日かな

/百日草と百日紅が咲きにけり

ほぼ同時に咲きましたね。

 

倉石智證