梅捥ぎ。

/梅捥ぎやばーさんぬけたいちぬけた夏草茂る畑荒れにしを

/懐旧の話ばばにも梅捥ぐや

/梅捥ぎや故郷まるめて花いちもんめ

/梅雨の世やさはさりながら梅捥ぐや

/軽トラや梅畑まで一里半

/梅捥ぎやコンテナからも転げ落ち

/梅捥ぎや雉の声聞く隣りかな

去年も同じ畑の同じ場所で鳴いていたな。

/白加賀や氷砂糖の話など

梅酒をば様が造っていたとは。

/梅捥ぎや今ではとほい昔事指触りみる白加賀のこと

ば様のまだ三十代のころか。

きれいな文字で白加賀を一首。

 

倉石智證