ウクライナ分割 Ⅰ
けふ(2/19)のニュースでは情勢はどんどんウクライナ不利になってゐる。トランプはウクライナの大統領選挙を持ち出した。あげくゼレンスキーが戦争を継続させているとまで云ったのだ。
夢物語の最初として、ウクライナ人による国民投票。戦争継続か、戦争凍結、実質ロシア支配のまま国境を画定。ロシア人による4州併合は認めない代わりに4州の白紙化とウクライナの地の分割、クルド人国家とパレスチナ人国家の建設に賛成か否か、である。戦争継続ならアメリカ抜きでヨーロッパはもうひと踏ん張りガンバル。確かにウクライナはロシアに勝ててないが、ロシアもウクライナに勝てているわけではない。戦争終結はどちらか勝ててる方が勝ててない方に降伏を命じるものだ。アメリカ抜きならイラン宥和策も考えられる。石油を増産してもらってエネルギー価格を下げる。ロシアを財政危機に追いやる。アメリカの情報衛星抜きでどのくらいインテリジェンスを実行できるか。ロシア人による民主化への目覚め。ロシアの電力、石油基地、キーウが攻められたら躊躇なくモスクワにもミサイルをお見舞いする。いずれロシア人自身によるプーチンを裁判んに掛けるなら、ロシア人自身による、ロシアの民主化は必要条件なのですから。
プーチンは交渉開始の条件としてウクライナ軍の4州からの撤退、NATOに入らないこと。トランプはコーザ・ノストラだなやくざの恫喝、結局弱いものは云ふことを聞くしかないんだよと、「ミュンヘン会議」の宥和策、間違った平和を優先した歴史の証言を顧みることもない。あげくロシアのG7への復帰だなんて、少なくともプーチンはマーダラーでありれっきとした犯罪者であると云ふ核心的な認識に欠けている。またしかもウクライナの鉱物資源をよこせ、だなんて火事場のドロボーではないか。
しかし、私は未だ「毒を以て毒を制する」の方があるのではないかと信じている。トランプのガザの「中東のリビエラ」、徹底したパレスチナ人の移住である。ヨルダン川西岸さえ、イスラエル人の入植の全面支持を隠そうともしない。エジプト、ヨルダンがもうダメだとしたら、そこは超大国の威信を以て、ロシアの4州の白紙化を強制することである。ただロシア語系住民の多い因縁のドンパス地域のみはロシアに花を持たせると云ふことでロシアの征服地とする。4州にドンバスを取り囲むようにクルド人の国家を、ザポリージャ州を中心にパレスチナ人国家を建設する。
このやうなプーチンのロシアに占領されるくらいなら、新しい国家建設のお役に立った方がいいとウクライナ国民は考えるのではないか。いや国連で世界中の主権国家が賛成の意を示すに違いない。ロシアさんそこをおどきなさい、そこを明け渡しなさいと
数で迫るに違いない。
倉石智證




