22,5,13マリウポリ地下シェルター、アゾフ連帯負傷者

 

水曜日は忘れない

水曜日は拘束されて

誰のために自由に歌えると云ふわけにもいかない

水曜日はだれかが別れる

何のために用意されているのだらうか

 

残酷な季節

燃え熾かる火が塔屋から落とされる

妊婦は腹に羊水を抱え

産み月を待ってゐる

クルーエルウォーに砲身が冷えていって

このまま標的になるのか

耐え難い悪臭メ

ネズミごと空に抛り出す

 

一歩が雪に標されて

誰かがひっそりと尾けまわす

いつか早く家に帰りたいものだ

誰彼となくハグして回りたいものだ

今だ行処さだめなく

たまたまけふが水曜日だったとしても

 

だめだ、だめだ、

このままトランプ・プーチンに乗せられて行ったら。

傷ついた兵士たち、若い戦死者たちは

浮かばれない。

 

倉石智證