師走極月。

ジャム工房。

息子と二人忘年会。

一陽来復。

/南瓜喰って冬至前だといなされて

/一陽や冬至南瓜と云ふことも

/布団干す一陽来復冬至の日

/柚子玉のあごに寄り来るぷかりかな

/冬帽や襟そばだてる禿げ頭

/童らや紅葉の下を何度でも

/靖国や銀杏黄葉の追いかける

/冬麗やクレーンの頸長くして

/スキー積んでまだ十二月半ばかな

/階段におらが息子の膝頭

寡男(やもお)であれば寒むくしあらむ

/部屋前に鍵を探して焦りまくる師走極月おお酔っ払いの

/枯れ枝の腕伐ったるをその始末それの根方にひこばえの生ゆ

/南天の赤い実食べた鳥逃げた

/くつくつと林檎を煮ればほつほつと

やがて林檎はジャムになるらし

/痛み林檎にわかに妻にジャム工房魔法使いの村の奥なる

X'mas そして年越し。

 

倉石智證