南瓜はある態度として存在する

いつからかは「生まれる」から、

珍妙な頑固で堅牢なものとして

尊大な態度として鎮座するやうになった。

おまへは、と呼びかける

いつからか、おまいさんのことを親し気に

南瓜くんと呼んでもいいだらうか

夕暮れ、見たこともない赤裸々な態度で

とつぜん私にふり向いた

羞恥に染まる

まるで写生するものたちのやうだ

哲学する南瓜くん

たしかに重さと時計を一緒くたにして

ぼくはそれに真面目に向き合へ

 

倉石智證