寒の入り過ぎて───

/ほろほろと七草粥のやさしくて無病息災両手に包む

/釈迦堂に冬陽こぼれて土器笑ふ

/アルプスに雪置く甲府盆地かな

/寒の入りいつまでと云ふこともなく

/農初め三時に上がる寒さかな

/水仙のキリキリシャンの白さかな

/新春やエコノミストの声高く

/禍福糾える列島春遠し

/胸騒ぎ偽熱誤嚥か肺炎かドリンク止めるしばし様子見(1/8)

熱が出たとのこと。

誤嚥性肺炎の疑いも。

ドリンク剤も停止。

水分の点滴のみになった。

命の唯一の細いつながりである。

けふは午後に“点滴トレーニング”、

病棟にレクチャーを受けに行く。

 

倉石智證