2019,11,14(92歳)

2020,11,12落葉拾い(93歳)

2020,11,12お散歩「うしろ姿の…」

2023,11,11(土)10歳年下の妹さんの訪問にぼんやりしていた顔が

パッと明るくなる。

 

せっせっせ───

母と娘ですなる手遊び足遊び

かたまった手足が少しでも動く

ゆるがるれと

母と娘ですなる手遊び足遊び

そは秋の日永に

台所にはお手玉も木の実も

指を使いたまへ

肢を上げたまへよばんば

ユキムシが軒先に

柿の実が赤く色ずいて来た

もういろんなことをセッテられねやさ

妻の手はやはらかい雲乎をさはり

手袋なんかしていられねやサ

大好きだよとおかあさんと

その指で母の入れ歯を外して洗ふ

こんどは「松島」の唄だね

エンヤーどっとエンヤーどっと

手を前、肩をやはらかく

せっせっせ

母と娘ですなる手遊び足遊び

秋の日永に

母と娘ですなる手遊び足遊び

せっせっせ

妻の障害者用「録音図書」

利恵子 小学4年の時、担任先生の勧めで、県下NHKアナウンスコンテストに出場。準優勝する。その後、放送部活動を続け、朗読の世界に没頭。結婚子育てを終え、何かこの好きなこと、声を生かせるものはないかと、視覚障碍者のためのボランティア団体に入会、対面朗読や、録音図書制作で利用者さんに喜んでいただくことが、自分の喜びにもつながり、児童館での子供たちへの読み聞かせを経て、現在は、図書館の資料変換者として、主に録音図書制作をしています。因みに今読んでいるのは、井上ひさし著「熱風至る1」です。以前は図書館の録音室をお借りしていましたが、今は壁に吸音のバスタオルをはりめぐらし、実家での録音をしています。母の介護をしながらも朗読の楽しさは変わらず、責任を伴う厳しさはありますが、励みにも、生き甲斐にもなっています。声の続く限り、続けられたらと願っています。

秋深し。

 

倉石智證