/朝顔や花野は出荷帰りかな

/片陰を出て片陰に終戦忌

/遠花火手乗り花火と楽しめり

/花弁落つ雌蕊ばかりやユリの花

/墓参りマスク美人の横切りぬ

/目まとひやただ年寄りと云ふところ

/茗荷汁鼻腔に抜ける朝餉かな

/トマト汁トマトを煮込む母心

息子が遅いお盆休みで山梨へ。

かーさんはピッツァを作ろうとトマトベイストを。

/アキアカネ庭から道へ出てゆきぬ

/虫鳴いて夫婦で顔を夜話尽きぬ

/サンモニのカルトを語る人の闇夏草人の背丈ほど伸び

/袖の下鼻クスリなどありまして小悪人らの世に尽きぬがに

/管理機を軽トラに乗せ農協へ修理を頼む若者がゐて

調子が悪い。ついに軽トラに乗せて修理に。

一般道を軽トラで60㌔。後ろに車の列は出来るし、けっこうコハイわぁ(笑)。

/炎天に静寂を聞く蝉の声

/炎天に静寂しじまを聞きし蝉の声

/枝打って後夏風の通り道

/カイト飛ぶ西瓜畑に役立たず

/西瓜はここカラスはあすこヤラレたね

/モモ二つ食べてばばには汁垂らすお指濡らして委細かまはず

/鱒鮨や安房峠を富山から

妻の従兄は富山から山梨まで車で5時間。安房峠を越えて来た。

 

倉石智證