/棚下の蒼きに入る房づくり人語のとほくこもごも聞こゆ

/初夏や裏木戸の戸開けしまゝ

/青梅や一夜静かに蒼き夢

/一夜さの夢や小梅の漬けられて

/この頃は青虫よりも野菜食べ

/そぼろ飯カニの振りして飾りけり

/初夏や初物次と食卓へ

/間引き菜や朝は冷たきサラダかな

/草曳いておまへまだかと茗荷茸

/馬鈴薯の草と呼ばれてくやしがり水を遣りつつ朝に励ます

/水遣りやつい励ましてさつま芋

/宇宙語とヒルザキツキミ蕊の中

これからはリコピンな日々が続く(笑)。

/青臭きトマト急いては仕損じる

/のほほん背伸ばしアスパラ摘まれけり

/初なりの胡瓜は処分を待つばかり

/マルチから出てニンニクの大人しく

/野草摘んで花卉にはげます家人かな

/石蔭に翳やさしくて空木かな

 

倉石智證