/これはまあばばの海馬の物語日記にきに付けたる花の詩なれ

/命日やじじには紅い花飾る

/ハリウッドほつほつ紅い花披く花披き行く畑のをちこち

/花粉時季花摘みのことすぐのこと

/死んだ人頭の中で交じり合ふそんなことより春は眠たい

けふは誰の命日、がさっぱり分からない。

いろんな人の名前が出たり入ったり入り混じる。

なんど繰り返しても、すぐに忘れてしまう。

/何回もばばに命日伝えどもすぐに忘れてじじの命日

/すっちょいなぁ死ねば忘れる連れ合いの

 肌の温もり死んだ日にちも

/蕗っぽの背丈を測る地にかがむ

/命日や人の間合いを花の色

/お叱呼へゆきたい框でひき返すお墓参りはばばの歩みで

/押し車ばば連れさせて墓参りあんよは上手枝垂れ桜や

/線香を燻らす間にも手カンナで妻はお墓の草を取るなり

/予報では雨の来るらし彼岸入り掃苔まずは水を閼伽あかする

/命日や死んだ人にも旨いものあんころ餅を妻は朝から

/尻馬に乗って日本もよーそろとゼレンスキーに国会演説
「パールハーバー演説」どうなるのかな(笑)。

 

倉石智證

すっちょい(甲州弁)=つめたい、薄情な