/かーさんのフォンデュに蕩ける笑顔かな

/上野までミノ買いに行く息子かなるんるんをする春の諧調

/家飲みや弥生朔日娘来て菜花に独活に春紛れ込む

/家飲みや豚足もあるご愛敬春紛れ込むみなひとりにて

/菜の花や食卓の上春が来た

/大蛤潮に仕立て春三月

/しっとりと葱マな心地春の宵

/兄妹の冬日の中に久しぶり

/カランコエ赫の奥まで見てみたり

/ローズマリー紫にほふヴェランダに

/春日や人死にたるを驚かず

/野梅咲く自転車で行くお嬢さん

/欧州に世界史巡るユーラシア旗翻るペルソナ・ノン・グラータ

朝起きたら戦争が始まってゐた。

砲弾が転がった。

戦争が国境まで戻って来た。

タブーは無くなった。

/ユーラシア栽培独活のほろ苦く

/裏起毛穿いて春待つ心かな

/ばーさんに三寒四温春ねむたい

あ~あ、お喰いだれが(笑)。食べたら眠くなる。

眠るのが“ちょうど”お仕事になる。

 

倉石智證