つんつんつらら軒の下

窓に氷の凍み模様

花の模様に披きます

家の中ではかーさんのお手いそがし台所

湯気立つお鍋ほっこらと

お家の中はあったかい

きしきしきしきし雪の上

けふはゲレンデうれしいな

リフトの上から雪の原

まろく消えゆく雪菟

ブナの根方にいくつもの

足跡残し静かだな

 

ちんちん赤い寒椿

雪の帽子は重たからう

街ゆく人の穏やかで

みなマスクして俯いて

雪の足跡お家まで

黙って帰るひとりかな

 

雪や乞う乞う雪や乞う

コンコン空から降る雪の

みな埋うずみゆく隠しゆき

杉の原には雪ん坊

みな手を垂らし春を待つ

幾千万の行列だ

 

お昼たつ、つんつんつらら虹色に

お日様の彩いろ玉垂しずり

雪ん子の精幾千の

光彩陸離こうさいりくり野に山に

浮き立つダンス果てもなや

雪の彩には寒椿

つんつん氷柱つらら軒の下

杉の原には雪ん坊

根方の洞の奥深くぱたんと菟後ろ足

地軸驚く地球かな

皆一斉に春待てり

 

倉石智證