高校同期、太田政男氏撮影

/吾亦紅花披くときあからひく

/洗車して水と戯むる秋暑し

/洗車して水の行処や空高し

/洗車して隣の人と立ち話

/洗車して猫ゆっくりと駐車場

/水道管壊れ息子に秋暑し

お店の配水管が壊れた。

/談合坂真っすぐ車をスタンドへ「マスクしてね」と張り紙知らす

/秋の蚊のひつこいまでに寝入りばな

/ばばの血のまずいと云ふも秋の蚊の

/朝顔や秋の七草悪びれず

/紫のやさしき花にシオンかな

/ほっこらと湯気立つ向かう栗おこわ妻は朝から腕まくりする

/かーさんに焼きナスの皮あちちちち

/絲曳いて夏の終わりをモロヘイヤ

/大人になれば分るよとゴーヤかな

/ゴーヤ苦くなりゆきて「9.11」 名簿読まるゝ

/コロナ禍や閉店の店ありて跡地には新装の店立花めでたき

/おお、なぜそんなに嫌われるのかアメリカ、

 お前の行く方向に足踏んづけてやる、アメリカ。

一人一人はいい人たちなのに国家にかたまると悪いことを仕出かす。

市民社会ではお互いにただ暮らしたいだけだ。

国家こそ諸悪の根源なのだと思いたくなる。

世界史は正義を行わなければならない。

常任理事国体制───

悪しき国連主義も止めた方がいい。

 

倉石智證

「あからひく(=枕詞(まくらことば))色ぐはし子をしばみれば

人妻故(ゆゑ)にわれ恋ひぬべし」

「紫草のにほへる妹を憎くあらば 人妻ゆゑに我恋ひめやも」

あからひく=紅ら引く

色ぐわし・・・香し、など

ゆゑに=人妻なのに