/雪間から蕗の苦みのいやまさり
/白銀の峰に耀く朝には月や残りて春来るを知る
/友垣の歌集はばばの日永かな
/ばーさんの歌集を開く日永かな歌の林にさまよひてなむ
/火消壺欲し山火事の足利の(鎮火発表3/1)
/お水取り松明の火の赫赫と練行衆の奔る沓音
/小雪舞ふ信濃豊野の道の駅買いし林檎を東京で食ぶ
/老嫗おうな胸ときめかす雛祭り小さきものの妣ははの手になる
/ばーさんの老ひてひいなの語り出す
/遅々として進まぬことも四温かな
/桜餅よくぞ男子に生まれけり
/お墨付き出てうれしいな検診のγ-GTP霽れて乾杯
けふ、恐る恐る検診の結果を聞きに。すべて好ましい結果の数値に。
で、夕食のあるこほるは普段よりも追加お湯割りの一杯。
うれしいな。
/ウォーキング部屋から部屋をへ巡りて無聊慰む春の雨降る
やがてば様の大好きな孫が帰って来る。
倉石智證




