アブソルートリィ、完璧な空の青、

のかなしみ

目の前で経済学が進行してゆく

需要喪失にはとんとつけ入る隙もない

 

あの頃のどうしても古い思い出へと帰ろうとしてembrace 

抱きしめさせて

城壁の外に出る

粗草の間に名無き花叢が咲き

懸命さに、あゝ、

けふもずいぶんと善きものを見て来たじゃあないかと

こんな時でさへ人はさうして自らを慰めやうとする

 

通りがかりに石畳の間から雑草がなんとかして伸びやうとしてゐる

悪い風が過ぎてゆく

人通りがそうかうしてゐるうちにがらんとして来た

お店には人っ子一人ゐなくなる

自転車を停めて置きかけて

アブソルートリィ、完璧な空の青、

のかなしみ

 

あゝ、ぼくもさうして全き不可避の一部になりたいのに

カフカのやうに城へと入れなくなる

 

倉石智證

「General Theory of Employment, Interest and Money」1936

1929世界恐慌は世界へと蔓延した。

ケインズ主義とは「需要管理」「需要創出」のこと。

時の米国大統領フランクリン・ルーズベルトは

ケインズ主義に則って「ニューディール政策」(1930年代)を推し進めた。

失業者が1300万人以上に達し、銀行も閉鎖に追い込まれるなど

米国経済は危機的状況に陥っていた。

ダムを造るなど、いわゆる“穴を掘ってまた埋めなおす”みたいな事業でも、

まず雇用を創出することになる。

国家が雇用をまる抱えしたやうなものだ。

失業者全員が疑似国家公務員になった。

ただ大事なことは、この人たちはただ賃金を確保できただけではなく、

労働を得ることにより、人間としての尊厳を取り戻すことが出来たことだった。

 

アダム・スミスの云ふところの“分業→生産性を⤴”ではなく、

(労働の分断)労働がいたるところで不可視化し分断され始めたけふ、

政府はただ30万円を給付するばかりではなく、

人間の存在の尊厳にまで配慮することは当然として、

経済学者は「人間の生物性の限界」を越えつつもまだ先へと進攻しやうとする

この経済学的リバイアサンに、

もっと別な進むべき道を提示しなければならないのではないか。

 

「雇用」なぜ失業が→有効需要が⤵不景気に⤵→と「利子」率⤵(乃至は当局が下げる)

「貨幣」の側面『流動性選好』→貯蓄率やホームバイアスに

→人々の現金化(タンス預金も)→さらに消費を冷やす。

■流動性リスク(手持ち資金、資金繰り)

■信用リスク

■市場リスク(株、為替、土地などの資本取引)