秋篠宮妃紀子さま
高台に移れる校舎のきざはしに子らの咲かせし向日葵ひまはり望む
望月に月の兎が棲まふかと思ふ心を持ちつぎゆかな(眞子さま)
六年間歩きつづけし通学路三笠山みかさやまより望みてたどる(佳子さま)
なだらかな比叡の肩を照らしつつ昇る幾望(きばう)の、
はた既望(きばう)の月(永田和宏)
/ばーさんの九九を始める指を折る空の青さや鷺渡りゆく
ば様は盛んに「くく」を繰り返し始める。「さざんが五」・・・では困るのだ。
/歩くこと数数えること私のこと少し変だと手押し車に
/鉦鳴らし道祖神の闇夜かな
/どこやらに太鼓の音やどんど焼き茅の輪潜れば無病息災
/寒中の葉書届きし小正月
/湯豆腐の揺れを待ちけり大相撲
/正月の揺れ収まって今年かな
/あっちまで霜の畑の続きけり
/梅の花ほころび始めつたひ立ち
/山茶花の花散ることもあたゝかく
/暢のびやかに健やかにこそ年始む竈かまどの烟安らけくこそ
/望むらくは幸福のこと世の中は憂うしとやさしと人の生きする
倉石智證
山上憶良
「世の中を憂しとやさしと思へども飛び立ちかねつ鳥にしあらねば」
動詞痩(や)す。多くの古語辞典が「やさし」の項の最初の意味
「身も細る思いがする。たえがたい。肩身が狭くつらい。恥ずかしい。」
の例としてこの歌を挙げている。





