/千畳敷カールは神の掌たなごころ色為す花に虫戯れて

/洗車して思い切り水、缶ビール

/索麺に後れて来る暑さかな

/梅雨明けや秋刀魚不良と夏の雲

/入管のお問い合わせと蝉時雨

/口さがないものみな躁ぐカランコエ暑さいよいよ迷惑候

/カツオ喰って江戸の漢となりにけり

活けのカツヲのいいところが手に入った。

/地の虫のまたぞろ動く震度5と福島の海波たち躁ぐ

(8/4夜の7時半くらい)

/猫の紙袋かんぶくろトリエンナーレ息苦しき世になりにけるかも

(12,4,20日経)装置・材料は韓国に集結 グローバル開発カギ

 

いまさらながら何をやっているんだらうね。

対韓国輸出規制賛成がアンケートで50%を超える。

いよいよ戦前に近くなってきたのか。

“動物化したポストモダン”だ。

理性ではなく、前頭葉に深く考えるのではなく、脳の辺縁系に反応する。

一体全体それは何のためであり、それで何かいいことでもあるのかね。

政府のやり方は、どう考えても“報復”であり、それは子供が考えても分かることだ。

「礼節」とは人が嫌がることはまずやらないことである。

根っこはどこかでお互いに漢字圏、儒教の国であるはずだ。

 

メルケルさんは過日ハーバード大学で演説し、トランプ氏に会うことなく帰国した。

世界をニュースが駆け巡ったのは1970,12/7。

ヴィリー・ブラント独首相による“ワルシャワでの跪き”のことである。

ゲットー英雄記念碑前での跪座(その時歴史が変わった)突然ひざまずき、

両手を組んで黙祷を始めた。カメラのフラッシュが炸裂する。

ワルシャワ・ゲットーの記念碑。この碑の前にブラントは跪いて献花した。

歴史は地続きである。

いつまで謝罪したらいいのか、といふ問いがある。

“インプリケーション”───われわれは連累の責を免れ得ない。

朝鮮半島の植民地支配は1910『韓国併合』で始まった。

歴史とは“ if ”でもある。

無かりせばに話を戻せば、植民地支配のことは、

たとへば日本に富士山の無かりせば、日本に皇統が無かりせば、と云ふことになる。

無かりせば───日本の歴史は全く異なったものになってゐるに違いない。

外交権を奪い、「創氏改名」名前を奪い、歴史を奪い、言語を奪った。

祖国とは言語であると云ふ。

言葉を奪われた民はもはや漂流する人民である。

我々の先祖はいくら欧米が教えたことだと帝国主義のことに関して居直っても、

その犯した罪は大きく、広範囲で、いまさらながら取り返しのつかないことを

してしまったと云ふしかない。

 

ドイツに行けば他の国のどこよりもナチズムのことについて学べる、と云ふ。

完成したのは2005,5/12日。

ベルリンのど真ん中だと云ふ。

今に、自分たちを告発し続けてゐるのである。

わたしがオリンピックスタジアム下部構造に

『戦争平和歴史博物館』をビルトイン出来たらと提言したのは2年ほど前になる。

プロメテウス的文明、人類が火を使い始めてからの累々とした戦争の歴史、

とりわけ、世界の植民地支配、就中、日本の朝鮮半島、満州などへの浸出と、

植民地帝国主義をぐるっと網羅する。

日本に来たら“植民地主義”が世界の他のどの国においてよりも学べる、

と云ふ風にしたいのだ。

修学旅行のメッカになる。

世界の観光名所になる。

中国や韓国、北朝鮮などに対しての実際の平和のメッセージになる。

マネーが持続的に入って来るばかりではなく、人間の辺縁系ではなく、

人類の前頭葉、理性に語り続けることで、

歴史問題にも一石を投じることになるのではないか。

因みにドイツは米国の云ふホルムズ海峡「有志連合」には参加しないと早々と表明した。

 

倉石智證