「天の海に雲の波立ち月の船星の林に漕ぎ隠る見ゆ」(万葉集)
柿本人麻呂「天(あめ)を詠める」となむ。
恐るべき歌聖。
お空にボート出しましょか
誰かさんと誰かさん
お乗りなさい
明日は笹の葉軒端に揺れる
文月七日ねがひこと
かないませ、
かないませ。
かなへられるなら
この梅雨空に舟漕ぎ出だす
青い舟も薄桃色の舟も銀色の舟も
みんなみんな、お乗りなさい
カタツムリは葉の下に
心を開いて
天の上には神様のボート
雨の糸には金波に銀波
舟の下行く紫陽花色に
みんな見上げてねがひこと
かないませい、
かないませい。
よい子でいるからね
きっときっとですよ
神様のボート
けふは薄桃色に岸辺を離れて
倉石智證
「参院選みな間違いの人ばかり文月晴れぬ文天の川」智笑
「長梅雨やスモモ地べたに青きまゝ」(収穫前)
「りえちゃん、りえちゃんや」寝所からば様のかぼそき声。
脚が攣ったと云ふのだ。
お風呂と台所の給湯器が壊れた。
設備屋さんが朝一番でやって来てくれる。
古きば様に古き家・・・
あっちこっちが故障して来る。