/鳴かずばと云へども雉の野に鳴いてケーンケーンと政治の話

/雉鳴いて太郎は桃に生まれぬる

(麻生太郎ではありません。桃太郎は雉と猿と犬を連れて) 

/ばーさんの座敷を廻る緑雨りょくうかな

/むっつりと暑さはスイカ尾花沢

/溝どぶ浚いして穀雨元気よく

/溝浚い蟹横走る相スマン

/緑風わたしを散歩に連れてっていつものコース雲のわき立つ

/梅雨晴れ間梅捥ぎにゆくばば連れて

/梅捥ぎや梯子の上の雲の峰

/梅の実の落ちて下しる走り梅雨

/梅の実の落ちて真ん丸昼の月

/梅の実の落ちて水無月半ばかな

/梅の実の座敷に寝まる夢を見る

(これから少し熟成させるんだって)

/メルカドに回遊魚となる梅雨晴れ間

/サンデーは家族の時間連れ立ちて市場賑わうもの喰ふ人の

/紫陽花や一雨ごとに色を増し

 

倉石智證