/霾つちふるや甲斐の北岳隠しつつ

/勝沼に風未だ寒く桃の花

/小淵沢駅舎に小雪駒ケ岳

友人は小淵沢駅から上京。駅舎から雪を被った甲斐駒と八ヶ岳の写真を。

/甲斐駒や桜の花と雪の花

/フリーウェイ春の雲なり令和なり(11:50頃)

/平成や息せき切って桜花土手の長きを歩く人あり

/春風や衣の下の鎧かな

日本乃至は日本人の主体性を考えたのではないかと云ふ話だ。

そもそもこの方が「国柄」とか「美しい国」を述べ立てるときは剣呑だ。

/万葉や令月のこと梅、桜

/急ぐまい花の台うてなと迷ひぬる

/急ぐまひ地蔵も花の台かな

/春日は遅遅とも待たず桜かな

/反町さんやあ久しぶり「なるほどね」プライムのほどやあ懐かしい

/不思議だね気分を作る改元のマジックのほどもう歩み出す

/カランコエ捨て置かれしを自己主張

/君子闌その色としも後三日

/雛罌粟コクリコの花 中也にも智恵子にも

(新宿甲州街道交差点で)

/平成につけを残して令和かな

 

倉石智證