/妻と行く梅見梅見の野面かな

/探梅や梅花燦爛さんらん八つに雪

/放棄地の梅林に来る小鳥かな

/白梅や空の青との水入らず

/早々と団地の空に雲雀かな

/野に降りてオオイヌフグリ青き眸眸めめ

/つくしんぼその仕草さへ好ましき

/タンポポの種飛ばさむと息むかな

/ゴーグルを付けて防備や畑の人

/春耕のとっぱずれからおお嚏くさめ

/さらさらと誰が名付けしか春の川

/白鷺の影佇むや春の水

/梅林の少し霞みて新開地

/蓬摘む幼き日々を蓬餅

/美雪晴れ魚沼辺りスキー客

/苗場では旗門に入る青春譜

/蠟梅の香の薄まりて人気なく

/めでたくてうらが寂しい桃の花

/内祝い持ちて孫来る玄孫来る李の芽吹き今盛んなり

甥っ子が赤ん坊を連れてくる。

部屋の中がパッと明るく賑やかになった。

 

倉石智證