/ばーさんの寒い日には「まだ寝てる」お出かけ帽を頭に被り

/(中央)高速に梅咲くを見る一瞬

/ときじくの雪や翼を濡らしゆき

/深夜便青春と云ふスキー行

/霾つちふるや目隠しをして仏の座

/うりずんの胸にしみ来る告示の日

「どちらでもない」・・・。

/枯れてなほエノコロ草の頸根っ子

/農鳥と富士見えずなりとの曇る(ニュースで)

/白衣着て病院な人春立てり

/春立つ日立たない日にも観自在

/縄文の人等もきっと見ていたねこの故郷のこの山垣を

/原村へ尖り石には縄文人寒さの時はこころ震えて

/ドングリをかみ砕くとき人々ら神しまねくと土を捏ねたり

 

倉石智證