/石垣の下出る蕗の御慶かな

/蕗っ玉風の光を集めをり

/まず一句今年の蕗に奉れ

/妻の手に光集めて蕗の薹

/九ここのそにひとふた過ぎて梅に花

/髪の毛をきれいに梳かし座らせてお写真を撮るけふ誕生会

/歳古りて右に左に辻褄の合わんことさへ楽しからずや

/ローソクを吹き消す息に力ありこれは百まで頼もしきかな

息子と娘からのマフラーのプレゼントも。

/龍之介の死んだ年にぞ生まれける平成の年越えて楽々

/死んだ人等ひとりふたりを数えけるお誕生会歳古る人の

/娘らも媼おうなとなればばば嬉し世間ますます懐かしきかな

/恵方巻入れ歯にかたき生身魂

/気が付けばびーるの泡を飲み干してばばの頬さすあからひく気の

/大臣も幼稚になりてこの国は誹る殺すも水攻めもする

「がっかり」と桜田義孝五輪相は。

 

倉石智證