学問の静かに雪の降るは好き(中田瑞穂)

ハイエクとフリードマンは異なる、と云ふこと。

ハイエク「隷従への道」は国家の介入について。

フリードマンの“マネタリスト”、あるいは貨幣的現象とは、中銀の独立性のこと。

/血圧や腕まくりして年始む

/田園に突然の歌よき春を

/キャベツ100円だったわよ妻に冬野菜

/年越してマルちゃんラーメン生ラーメン

/スーパーに合格祈願鳥居佇つ

/早々と恵方を知らす幟かな

/梅花見に閑かと問へばそんなもの

/梅の花咲いてまことにイノセント

/梅披ひらくまこと漢字のものさわに

/梅咲いて絵馬のことなど思ひ出す

/ここ過ぎて万両の実のあかあかや

/竈馬の髭のそよろの寒さかな

/初明かり命灯りのせつせつと

/風の間やあゝディスタンス白鷺の

/ばーさんの寝息太郎もゐ寝に就き「太郎を眠らせ…」

/布袋腹歩く倖せ初参り

/筆初め風の気分を連れて来し

/読初よみはつはめでたくもあり年賀状

/煮え切らぬ態度治部煮や日本海

/鮟鱇の安全地帯灯を消して

/十五日せめて笑顔で暮らしたし

/歌会は未だかと碧の空叩く

/剪定に未だ大人しき景色かな

/ザリガニを贄に忘れし鵙であり

/繭玉や大判小判餅の花

/豆炭の炬燵に赫きずぐで無し

/甲斐の国四人立ったる年初め

(県知事選、現職知事も含めて)

 

倉石智證

ずぐ=怠け心(北信濃方言)