鮭の燻製を頂いた。少しずつ、大切に頂く(笑)

/年の瀬や友から届く鮭の便

/鮭の便たちまち「酒」のおせち膳

/雪女に灸やいとをすえて黙らせる

/越後では風呂の中まで雪談義

/樹木希林ゐない正月それなりに

/鹿野さん「こんな夜更けにバナナかよ」

 ひとりで死ぬるこんな夜更けに

/この頃は瀬戸の花嫁スイトピー海を渡って歳温める

/年越せる変わらぬ人のオンTV変わってほしい人の議会に

/お身ぬぐい背そびらは薬師如来かな(薬師寺12/30)

/朝ぶろや躰心しんから年用意

/子から来るメール安堵や年始末

/ばーさんの四角に座る孫待てり

/葉牡丹や雪のあるとこ無いところ

/だるまさんのマーク朝から終いまで

/除雪車の警戒音や雪ひがな

/四方の海みなはらからに照射とや漁船の人らカムサハムニダ

/お犬様棒に当たらぬ駄句百句(まだ今年の干支)

/一村の海渡りゆく画業な日(田中一村は1958に)

 奄美大島花と樹の夢(枇榔びんろうの樹)

/一村は北ではなくて南向く真っ青な海真っ青な空

/肘折は温泉ばかり雪模様

/白秋の恋は林檎のさくさくと(白秋は人妻と恋をした)

/霏霏ひひと降る雪罪障を隠しゆく

/広島の海で生まれし牡蠣届く

 

倉石智證