ほらほらこれがぼくの灰だよと

赤く焔へ

そして静かに鎮しずもってゆく

こはいことでもなんでもないよ

ゆるゆると最後にまた燃え上がり

清潔にしろく灰の中に黙もだ

 

そうさネ。

ほんたうに一人で飯を喰ふのはさみしいものだよ。

 

そしてぼくはとうとう灰になる

ほらほらそれは僕の骨だよ

しろく小さくくすりと笑ふ

ハイ(灰)、サヤウナラと

しらしらと、しらしらしらと

それをぼくは腕を組んで凝っと見つめてゐる

収まり切った灰の中に

赤い、燠盛る、

眼玉めんたまが笑ふ

 

倉石智證