/再逮捕御用納めと云ふ話

/on the hill (巣鴨プリズン)独りの人の十二月

/太陽の生まれ変わりする日短(もう直ぐ冬至)

/平穏ひらお発、東京に着─── 

「私は真っ赤な林檎です」。

まるで特別な香りを詰めて、玄関に届きましたよ。

北信濃はもう真白な雪ですね。

/落葉焚きまずさつま芋を転ばして

/ある根など霜でやられし無残やな

/拝火教になりたし灰の無垢なりき

/煙りゆくわたしの方に落葉焚き

/どこやらに犬の声聞く落葉焚き

/くまんざれ恵方の方に落葉かな

/灰神楽きわどきまでに十二月

/臨月や燠盛りゆく火掻き棒

/顎のせる火ッ掻き棒や月も出て

/カラス鳴く梯子の人に木守柿

/大銀河回れば膝の痛い人

/執念めくジビエ親子や街の影

/蜜柑喰ふ皮ごと口に笑ふ人

/蜜柑食ぶ炬燵に笑う人ばかり

/むくつけき顔も愛敬柚子ジャムに

/柚子ジャムやばーさん敵前逃亡す

ジャムづくりの手伝いの場所からいつの間にか

/手押し車押せば景色の冬ざるゝ

/サイレンの音一本道左へと家ではなくて胸なでおろす

/悴みてこれからテント村に入る

/古き歌「敵の大将ステッセル」マチスが去ればアサドが嗤ふ

/漂流すアサドプーチンエルドアン

 monkモンクの如きあなたマチスを(待ちしを)

マチス国防長官はまるでモンク(=修道僧)のようだと・・・

ホワイトハウスの国防安保の重しが無くなることに。

 

倉石智證