/お身ぬぐい救世観音もこそばゆひ

/この人にひっそりがない慎みがそろそろ止めて社会迷惑

(三浦雄一郎さん86歳。来年南米最高峰アコンカグアに)

/赤い実を食べて赤い血老翁ふるおきな

(世の中には「えらい」老人も、困っている老人もいっぱいゐる)

/坊さんの忙し歳末助け合いうちわ太鼓の群れを率いて

/救恤きゅうじゅつの百人行脚唱題すうちわ太鼓の村はずれゆく

/村落を通り抜けたる唱誦しょうじゅかなうちわ太鼓の声励ませり

/窗外そうがいに鵯ひよはやも来て花落とし

/芋の蔓片して霜の来るを待つ

/老農の枝伐ったるは限界地生命果てゆく葡萄樹のこと

/冬樹明るめり余生駆る

/茄子の苗、木に成りたるに呆れたり

/瀬をはやみけふ開戦日忘れられ(1941,12/8)

(日経は皆無、朝日新聞は「天声人語」にのみ)

/畑の神田の神様や霜日和

/明るんで木の葉時雨や七曲り

/熱燗は明日に置いて只管打座しかんだざ

/ねこじゃらしもついに果てたる枯野かな

/極月や海月くらげ頭蓋の溶暗に

/まず落ちて妻の鼾や冬の夜半

/「ややこしい話」議会や冬の蠅

「五月蠅い」はうるさい。「ややこしい話」とは安倍首相が。

議会自民党は目も当てられない。

 

倉石智證

12月は───

12/8日米開戦日。

12/23東条英機ら死刑執行日。

12/23現平成天皇の誕生日。

12/24岸信介、巣鴨プリズンから釈放される。

 

1941は───

6/22ソ連がドイツに侵攻「独ソ戦」。

7/28日本軍南仏印侵攻(→「ハル・ノート」へ)。

9/6「御前会議」

「四方の海みなはらからと思う世になど波風のたちさわぐらん」

昭和天皇はこの明治天皇のお歌を二度詠ぜられたと云ふ。

10/16近衛内閣から東条英機内閣へ。