2011,6,28の民主党両院議員総会 で笑顔を見せる菅直人首相(左)と
厳しい表情の仙谷由人代表代行。「影の総理」と呼ばれていた(写真:共同通信)
一人は憮然とした表情で、ひとりはほがらと笑ってゐる。
二人は同じ1946年生まれ。
一人は1968の安保からの学生闘争にかかわり、
もうお一方は、その時代空間を素通りした。
2011は未曾有の「3.11」震災のあった年だ。
「免責はない」仙谷はフクシマの東電担当。東電の勝俣会長に厳しく迫った。
振り返れば───
2009,7/26衆院選で民主党は圧勝し、第一党になった。
2010,9,7“尖閣”=写真は流出した映像、動画共有サイト「ユーチューブ」から
9/24に那覇地検が船長を処分保留で釈放すると決めたことで対立は収束に向かった。
ただ、11月には政府の対応に不満を抱いた海上保安官が
衝突時の映像を流出させる問題も発生した。
2012,9/11野田佳彦首相は尖閣を国有化した。
2012,9,16激しい反日デモの広がりの背景には若者への愛国教育があった。
(大通りを埋め尽くした中国・広東省での反日デモ)
=2012年9月16日、深セン市
/アワダチソウ一週間もなんのその
/茸採り届かぬ先を空笑ふ
/茸鍋顎ぐいと出す杯を出す
/村一村声なき声や秋深し
/ほんたうだ隣りは何を秋深し
/無聊ぶりょうとや長雨書肆しょしも秋つ黴
/来歴は紅葉を兆すドウダンに
/ドウダンに紅葉萌せる庭となり
/ドウダンにさあどうだんと問ひかけぬ
/ひと手間と春菊冷水に浸す
/オクラの仔次へと黄花虫蕊に
/モロヘイヤ納豆定食朝の膳
/黄の蝶の甘藷の畝に見え隠れ
/高く上がれ黄の蝶、紋白蝶はひとりで
/ささげ待つ隠元はもう四五㌢
/A1cエーワンシー糖尿の人に柿甘し
/教育的指導ば様にパジャマじゃま馬耳東風と風呂上りかな
/老人の胸ぽっかりと伝書鳩
/仙谷(由人)は同期の桜紅葉散る
わたしも、猪瀬元都知事も、私たちも「同期の桜」・・・
倉石智證
自衛隊は「暴力装置」、対中政策は「柳腰外交」。
官僚の下書きにとらわれないそんな発言が自民党の猛攻撃を受け、
政権運営を停滞させた。
民主党政権の悪い癖は「歴史観」「歴史認識」を
しっかり根底において徹底的に見据えられてないことだ。
自衛隊自体が悪いことである存在ではありえなく、
「柳越し外交」に至っては、東京裁判を持ち出すまでもなく、
日本自身が自らを裁くと云ふ、つまり帝国植民地主義に対しての認識の欠如、
詰まるとこる、「社会運動」に過ぎない、とか、「お花畑理論」などと、
結局はその決定的断乎たるの欠如により民主党は揶揄されるところとなるのである。
仙谷さんは社会党出身になる。
72歳。
同期の桜。
瞑目、合掌。


