「落書きに寛大粋な計らい」
アレサ・フランクリンさん16日(76)追悼メッセージ。
落書きのようですが、地下鉄当局は「すぐに消す予定はない」といきな計らい。
/㐂寿の人電話がありて秋の風
/土寄せを葱の畝へと秋の風
/西瓜の仔取り残されて秋の風
/アキアカネ道に休めるただ一点
/バッタの眸草青めれば眸が笑ひ
/お茶碗を洗へば水の秋めける
/九条ネギ豚肉で巻く煙立つ
/小さき子の手遊び古き百姓家
/連弾すママは右手でモダンジャズ
/野に出れば芒は風に揺られをり
/認定に風強き日や冷や索麺
/主の無き部屋に入りにき秋の日も
/気の利いた落書きアレサ紐育ニューヨーク
/(ARETHA FRANKLIN)地下鉄に秋の落首や振り返る
/斑尾にJazz フェスティバル薄の穂
/帰郷子の橋まで行きし手を挙げる
/虫の音に厠に首をすくめおり
/虫の音の厠に立てば窓の外
/虫の音やつい声かける去年今年
/秋の花三々五々と便りあり
/秋の花三々五々と名乗りあげ
/秋風に吹きはらわれて山の端
/秋風に無政府主義を唱えしや
/萩風に身を持ち崩す露の道
/ナンの窯なんでもなくて秋刀魚焼く
/パソコンの端に留まりし秋の虫
倉石智證
