■18,2,23空襲から妹を守ろうとするシリアの子供(宋 文洲 on Twitter)

 

おにいちゃん、どこかおかしくない

おかしいよね

おにいちゃん、どこかへんだよね

変だよね

どおしてここだけこんなにうるさいの

まったくけたたましいね

おにいちゃんよそのくにのおともだちはみんないまごろ学校へ行ったよ

 

しずかな学校の教室では先生が子どもたちに国語を教えています

しずかな大きな窓からは広い校庭が見えます

さらに遠い方には黄金色に麦畑が広がって

お百姓さんちが豆粒のやうに見えます

 

おにいちゃんなんだか音がギガギガ聞こえるよ

ゲギゲギノザギザギノゴギゴキノパロパロだね

 

景色がセルロイドの下敷きに厭な音を立てる

臭いに、眼の色に、聞こえる音に景色がずれる

いろんなものが感情から一気にはみ出してきて

お兄ちゃんは妹をしっかり抱きかかえ、

妹はお兄ちゃんに必死にしがみつく───

 

おにいちゃん、バクゲキはいつまで続くの

おにいちゃんこわいよ !

わかった。

みぃーんなこの眼の前の世界が消えてしまへばいいんだ。

エロイムエッサイム

えーい、ドラえもんマジック !

きっと、向かうの世界に行けるサ

静かな学校の授業に行ける

みんなと笑って会える

 

倉石智證

■「焼き場に立つ少年」1945、長崎、従軍カメラマン、ジョー・オダネル撮影

妹の躰が焼けてゆく・・・

「炎を食い入るように見つめる少年の唇に血がにじんでいる」

「少年があまりきつくかみ締めているため、

血は流れることもなくただ少年の下唇に赤くにじんでいました」

(17,8,10朝日新聞)

裸足で死んでいる妹を背負い直立して耐えてゐる皇国少年の姿である。

 

W・ユージン・スミスは従軍カメラマンとして沖縄戦で重傷を負う。

32回の手術の後、絶望の淵から奇跡のやうに───

1946『楽園への歩み』 The Walk to Paradise Garden

「私の理念は、幸せと平和を願う人々の心が臨界質量を超えることです」

1970(日本人女性と結婚)座り込みも辞さない、チッソが引き起こした水俣病の汚染の実態を写真に。

 

■18,5/16朝日新聞。

うちのば様はこの写真を見て「どして泣いてるでぇ」

と訝しむ。

死者は60人を超えた。

予めこうなることは分かっていたことだ。

いったい世界のどんな権利でこんなことが可能なんだらうね。

中間選挙─── ?

トランプ大統領には「死刑」が応分だな。

 

「Eloim, Essaim」我は求め訴えたり。

ドラえもんマジック───

小さな女の子も成年男子の慾牙に命と未来を痛々しくも消やされた。

子供たちの未来は必ず希望であって欲しいものだ。