1565ピーテル・ブリューゲル「穀物の収穫」農民のブリューゲルと呼ばれた

 

田家少閑月(田家に閑のどかなる月少なく)

五月人倍忙(五月に人ますます忙し)

夜來南風起(夜來南風起こり)

小麥覆隴黄(小麥隴うねを覆いて黄みのる)

白居易『観刈麦詩』806~807年

 

田家少閑月

とは傍ら

巧言令色鮮すくなし仁

なんて云ふのも昔の人は

同じ少ないでもえらいちがうなぁ

そして五月は人倍忙となむ

おかげですぐに

やがて南風が起こって吹く頃

丘いっぱいに小麦が覆隴黄に実って

お百姓たちも喜びに満たされる

 

谷地や山が迫る海辺のやせた土地には

まだまだまだまだ貧しい農民たちはいたが

白居易は自らを坐(いなが)らにして禄を貪る

慙愧と戒めた

 

昔からのことだが多くの仲間たちが海を渡って行った

夢を外に求めた人たちの言葉とおカネと血の結束は固く

やがて錦の旗を立てて戻って来る人達もいる

祖母は私に云ったものだ

「家を出るのは、また家に戻ってくるためだよ」と

長い年月が経って

私にもようやくそのことが分かる

モフタル・リアディ(リッポーグループ創業者89歳)

福建省出身、インドネシア華僑財閥

2018,5/8「私の履歴書」

 

李克強首相は上記の白居易の「観刈麥詩」を引いて───

為すべき仕事の多い季節に訪日する。

「中日韓は成長の極をつくる責任」

時代のチャンスとチャレンジ、そして地域情勢の発展と変化は、

われわれに時間を無駄にせず、ともに邁進するよう要請してゐる。

「日中韓首脳会談」雨の中、傘をささずに笑顔で手を振ってからタラップを降りた。

羽田空港に到着した中国の李克強首相(8日)

 

倉石智證