/梅活けて背筋をただす妻の前

/紅梅や兜太道子に下照るや(金子兜太、石牟礼道子)

/酒呑みは腸はらわたに聞け梅見ごろ

/春雨やどこかで芽が出る音がする(牡丹が)

/潤ほすや上と下との芽吹きかな

/ばーさんの繰り言続く春の雨

/ばーさんは立派に襁褓むつき春の雷

/春雷や洗いざらいに人みごろ

/春雷やものみな目覚むることたしか

/物さわに武蔵野に聞く春一番

/ポリープを取って寝転ぶ春の雷

/春雷のあと満月のゆくりなく

/月見れば千々にものこそ悲しけれ妻呼びに来る二階舎の吾

/春玉を丸ごと一個揚げてみる

/Elohim. Essaim.早く春が来ないかシリアに

「エロイムエッサイム、我は求め訴えたり」

/一高に若人の声卒業す

/お隣は春の一徹文在寅ムンジェイン

「(慰安婦問題)終わりだと云ってはならない」

/ささくれて心しくしく梅の花

「3.1独立運動」(記念式典演説)西大門刑務所迹の歴史館で対日批判を強める。

 

倉石智證