■1565ピーテル・ブリューゲル「雪中の狩人」

 

/ばーさんの恵方に行かむもの忘れ

/タイ焼きを食べて餡子をもの忘れ

/恵方巻旗指物をコンビニに

/GSをつれて春来る孫のこと

/菓子喰うて孫の話をひとしきりそれから続く昔語りは

/南天を活けて芽の出る睦月尽

/静けさのあそこら辺りスノーシュー

/スノーシュー、ジビエなけれどブリューゲル

/どこやらに鶴の聲さへ雪霞

/じじの無き健康椅子の小春かな

/小春日に俄かに八つの颪かな

/陽を吸って芋の蔓なんナムルかな

/パンケーキに二色のジャムや春ならむ

/水の皺くちゃはじ様ば様だな

/水の皺くちゃくちゃじ様ば様かな

/日記帳広げさすまで鵯の朝

/ばーさんの入れ歯がうつる止めてよねわたしの湯呑みで茶を啜るのは

/寒気また膝上り来る硫黄剤混ぜて果樹など消毒をせし

/久里さまのパイプの烟永田町ただ一人ゆく春ゴンドワナ(大陸)

失礼申し上げて───

 

倉石智證