■18,1,12(朝日新聞)中東シリア、ダマスカス近郊。

東グータ地区で6日、子どもを救出するボランティア組織「シリア民間防衛隊」=ロイター

 

何が何でもと頑張ってゐる

かも知れないぢゃないですか

月ながら兎が後ろ足で

地球をポンと蹴るやうなこともある

かも知れないぢゃないですか

山の起伏に添ってとか

特別な一人との出会いを駅の始発に用意する

家長としては新聞を読むしかないぢゃないですか

この不安を希望と一緒に投げ出すわけにはいかない

 

それぢゃあと云ふわけで

思ってゐる感じていることを心から取り出してごらんって

心がどこにあるか分からないぢゃないですか

実際ってすぐに過ぎて昔になってしまふから

あの大銀河がどうも地上を支配してゐる

あの人に限って丘の上に人を杭に縛り付けておいて

いきなり鉄砲を撃つやうなことをする

 

決して一人を祈ってはならないとあの人は云ふのですから

唐突ですが賢治さんのやうにするしかないぢゃないですか

ガッタンゴーガッタンゴー

電車に乗ってゆられてゆく

今年もふっと私はつくられる

はつらつとはつらつと命辛辛

祈るために湯に片足から入るのを忘れる

 

倉石智證

「みんなむかしからのきやうだいなのだから

けつしてひとりをいのつてはいけない」

『青森挽歌』

"曲がったてっぱう弾のやうに"と妹トシの死の哀しみを抱え、

賢治は青森から、それから樺太に向かう。