日本は災害列島である。
今上天皇は皇后陛下と共に9/28より4泊5日のご予定でまた陸奥を巡られてゐる。
車での行程は300㌔にもなると云ふ。
災害、災厄に遭われた人たちの一人一人の命の灯りに向き合われやうと、
まるでこの物語には完結すると云ふことがない。
穏やかな、しかし全身全霊での象徴の遂行、
天皇家が祈る種族だとしても、その公務は筋金入りとしか云いやうがない。
それを今回限りの特措法のごときで「生前退位」の問題に片を付けやうなどと、
横畠裕介内閣法制局長官がまたしても安倍首相に肩入れをした。
陛下が時々刻々と為されてゐる象徴の全体的意味と、
陛下・皇后の思ひがさっぱり分かってゐない。
天皇におかれても、いや陛下であればこそ象徴とは一体不離の心と体が結びついたもので、、
しかし、それは摂政などで済まされるものではなく、
しかも、象徴が安定的に続けられていくためには、
崩御でもって継承、と云うのであってもいけない。
精神的なことと、継承と云ふ技術的なことを同時に述べられていたのだ。
まるで、かみ合わない。
「消化不良だ」と蓮舫さんは云ふ。
確かに平凡なテニスのラリーを観てゐるやうな気分になる。
国政よりも“小池劇場”の方がよほど面白い、と云へばこれも庶民の哀しさか。
政治になんとかリアルを取り戻さなければならない。
安保関連法はいずれ撤回を求めなければならないが、
広汎な憲法審議などを今はやってゐる場合ぢゃない、と云ふことを肝に銘じて欲しい。
被災犠牲者数は=72、646人に上る。
日本は1945敗戦時より今日にいたるまで海外においてただの一人も殺さずに、
たった一人の自衛隊員の犠牲者も出さずに来てゐる。
安倍首相ならさしずめ、日米安保と、我が国の屈強な自衛隊の抑止力をもって、
本邦は戦後71年間の安全と安心を守り切って来たのだと、
またスタンディングオベーションを促すかもしれないが、ほんとうにそうだらうか。
ただ、天皇皇后陛下が陸奥の被災地を巡らてゐるこの時、
災害は毎年やって来て、必ず人の命を奪ってゆく、と云ふことだけは事実だ。
熊本地震に=1兆円
熊本豪雨に=201億円
岩手台風被害=1411億5000万円(16,10/1朝日新聞)
北海道台風被害=2787億円(16,9/30朝日新聞)
ジャガイモなどの値段が上がって来た。
北海道では罹災農家の耕作地は壊滅的である。
東日本大震災ではいまだに
・仮設住宅暮らしを余儀なくされてゐる人たちは=5万9000人
・避難=144,370人(8/12現在)
“leaving no one left behind”───ではなかったのか。
それを、
16,9/24朝日新聞
F4戦闘機の後継として空自に1号機が来月納入され、
2018年に三沢基地(青森県)に配備予定で、24年までに計42機を導入する。
1機約180億円とされる。
■3600億円
戦車は運べない、と云ふことだった。
■147億円、ミサイル取得費。
まあ、異常な感性としか云いやうがない。
ソウル=1000万人が北朝鮮の人質になってゐる。
柏崎刈羽原発が狙われたら一発ではないか。
条約派においては
1956「日ソ共同宣言」
1965「日韓基本条約」
1972「日中共同声明」
1978「日中平和友好条約」
と、ほぼ独自外交でこれらを成し遂げて来た。
安倍外交は煽りに煽ってゐる。
■㌦換算である。
米国は=約60兆円
中国はアンダーも含めたら=30兆円くらい行ってるのではないか。
日本は=約5兆円
そして
韓国は=約4兆円
北朝鮮は=約6500億円くらいと云ふことでGDPの3分の1、と云ふ話だ。
さて気が付けば中国の実力とはこうなってゐる。
古今、戦とはGDPでするのが常道である。
一衣帯水、中国が何処かへ行ってくれる、などと云ふことはあり得ない。
条約派ではないが、神に祈る楽観者ではなく、
紛争を命がけで回避する方法はないのか、
これからいよいよ「夢九話」で迫りたい。






