雨が屋根を打つ

屋根を雨打つ

燕飛ぶ翔ぶみんな塒へ

薔薇に花咲く

しずしず小雨

みな何処へやら

指折り数へ

きみを探しに赤い靴こけた


薔薇の棘には雫がしずる

寒けりゃおいで、みな懐へ

稲に花咲く青きが吹くよ

青き頬打つまた心地よさ

ちまた巷に雨だれが満ち

あなた忘れてきみ思い出す

こんな日にちは膝を抱えて

在りもす日々を手に掬ふ


どんぶらこ、

どんぶらすっこ、どんぶらこ

気持ちよき流れ枕に

七月の雨サ、あたたかき雨

雨が屋根を打つ

屋根を雨打つ

みんな塒へ

心に沁みる


倉石智證