■SEALDs(シールズ)(安保関連法に反対する学生団体)のみなさん。

対談後、スマホでパシャッと自撮り=東京都中央区、関田航撮影(朝日新聞)

 

民主主義を知ろうと思ってやむに已まれず

地下鉄の階段を駆け下り電車に飛び乗った

 

「恋と革命よ」

寂聴先生は法衣を翻して呵呵大笑する

唇にはいと赫き紅を

姿勢はまっすぐに正しく

スカートは短く膝小僧をか愛らしく

そして

「デモクラシーってなんだ」

わたしは言葉をきらいになりロラン・バルト

意味ではなく表象を

「民主主義ってなんだ」って

さらに目的とは違う記号を

熱心にブースを覗き就活をするやうに

ネットの中で見知らぬ色男を探す婚活の熱心さで

酔うために路上で

リズムに乗る

見られるためにやって来た

出来るだけ可愛く見せやうと時には派手に

一人の表現者として自由に

立憲主義を貫通させるためには

弱い男どもを奮い立たせなくてはならない

 

あゝ、いまさらながら

「元始女性は太陽であった」

「恋と革命よ」

死と生を手に入れた寂聴大姉は呵呵大笑する

もうみんな男どもは向かうの岸で首を長くして待ってゐるわ

出来るだけ分かりやすく

出来るだけど派手に

「デモクラシーってなんだ」

わたしのルージュ・マジック

空に浮かぶ真っ赤な口紅

 

民主主義を知ろうと思って

やむに已まれずやみくもに

地下鉄の階段を駆け下り電車に飛び乗った

 

倉石智證

あまりにかけ離れた平和な時代の私達。

1909,10/26安重根、哈爾浜駅頭で伊藤博文を暗殺

1910幸徳事件、明けて正月早々から処刑される。

菅野スガ子は1/24に。

1933,2/20小林多喜二

「多喜二、わだしはお前を生んで、悪いことしたんだべか」母セキ

1960,6/15樺美智子

1960,6/15(加藤登紀子)都立高2年。

雨の中数十万人が国会を取り囲む。

「もう高校生は帰りなさい」と云われて家に帰ったその夜、

東大生の樺美智子さんが機動隊と衝突して亡くなったというニュースが。

1960,10/12浅沼稲次郎暗殺事件。山口二矢17歳右翼少年(拘置所で自死)。

■1960細井英公「男とおんな」

舞台を見てほれこんだ土方巽との出会いが転機になる。

鍛え抜かれた肉体と強烈な表現力を持つこの舞踏家を被写体に、

男女の性のありようを荒々しく描写した「おとこと女」で、

60年に日本写真批評家協会新人賞を受賞。

その後の方向性を決定づける

■1960久里洋二「マッチ売りの少女」

掃除をしていたら昭和35年に作った豆本が出て来た。

マッチ売りの少女だ。

深沢七郎の(原爆と平和)の短編小説とぼくの(マッチ売りの少女)の豆本

■1961三島由紀夫「薔薇刑」奇書、写真集

細井英公撮影1961,9~

1970,11/25三島由紀夫

1972,2/19~28浅間山荘

■「三島由紀夫の亡霊が出る」・・・・・

1972,4,16川端康成自殺72歳。



思想に対しては累々たる屍が。

うち續くアバンギャルドとカウンターカルチャーと高度経済成長の坩堝と歪み、

ベトナム戦争、沖縄、原子力空母エンタープライズ佐世保寄港、安田講堂、新宿闘争、

水俣病、四日市、亀裂、断絶、美濃部さん・・・。

 

手に取るものもとりあえず

「急ぐんですね」と今東光

瀬戸内晴美「晋山」する51歳。

一つの死を得たのだ。

 

「恋も革命も、思想も」命がけの時代があった。

いまは文化も思想もやせ衰えた、とでも云ふべきか。