愛はふんだんにあるのです
光は喜びに満ちています
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わたしはマリオネット
小さな葉叢の末うれの下に
秋のマリオネットは
急ぎ足で過ぎ行く往来の人々の足元に
そこはかとなく佇む
こぼれ萩の下でも
誰が操るのか
愛嬌に満ち
時に道行く人々の足を停めます
あれは高くユリノキ
あそこには珍しく白萩
そしてここには澄みゆく行く水の影に
真理の探求ハムツカシク
跛行はこうはまぬがれ得ず
噴上げの水は午後にゆき悩んで崩れ落ちる
ぴょこたんぴょこたん
この世界のとどまらぬ跛行
グレイの空は秋にふさわしく
文化会館を出て道向こうのリストランテに上がり
生ハムとビールを注文する
真理はいかにもむつかしく
すぐに手元をすり抜けた
あゝ、秋のマリオネット
心細く、どこへ行くのか
僕のマリオネット
僕はマリオネット
倉石智證