■アクエンアテン(アメンホテプ4世)

平和を願った王様がゐたのだ。

初めての一神教。

しかし、信仰だけでは統一を維持できない。

脆弱な安全保障はやがて敵の侵入を許すことになる。



■ネフェルティティ

 

美しい者が来て、訪れた

Beauty of Aten,

The beautiful one has come

高い輿に乗って

略奪なのか、麦の穂を踏んで

遊弋、きらめく海を渡る

 

平和を望むならば可能な限りの代償が必要だ

アメンでなくアテン

光の箭柄やがらが二人を射抜く

異形の王は神をも創り出す

砂漠は二人の足裏に熱く

手を取り合ってナイルを渡る

祝福とてワニが笑ふ

 

見よ、数千年の時を越えて

彼女の眼は人知れず時に涙を流す

見えないものを凝視

亡き夫を地に深く忍び

世の平和とパピルスの戦ぎ

追憶、或いは喪われた故国とを

egyptはヒッタイトに攻め入られ

ミタンニは処女のやうに蹂躙された

それが今、

時を経てシリアになろうとは

 

倉石智證

(webより)

NeFeRTiTi=彼女の名の大意は、

NeFeR-T-(美しい・者)が iTi(訪れた)。

エジプト新王国時代の第18王朝のファラオであった

アクエンアテン(aKH-eN-aToN, イクナートン、旧名アメンホテプ4世)の正妃であり、

ファラオ・トゥト・アンク・アメン(TuT-aNKH-aMeN, ツタンカーメン)の義母である。




アウト・オブ・アフリカが17万年ほど前だ。

ベーリング海を渡って、人類が地上に拡散したのが約1万年前。

メソポタミア・ティグリスに大麦が栽培され始めるのはほぼ1万年前とされる。

エジプトで麦が栽培され始めたのが5000年前。

身分、階級が生まれ、

王様や神官が生まれた。

 

前1285カデシュの戦いは“出モーゼ”のころと重なる。

“旧約聖書”が始まる。

そのモーゼの前の時代がどうやら、

アクエンアテンとネフェルティティの時代“一神教”であったようだ。

ネフェルティティの故国ミタンニはヒッタイト(鉄器文明)に侵され、

今のシリアも混迷、苦難に明け暮れる。



■紀元前1300ころ(クラテール)

地中海ロドス島で出土した牛とパピルス畑が描かれたクラテール。