朝はとにかく手を携えてゆく

幸せはどうやら仕事から家族へと移りつつある

さりげなく眠ればいいのだ

そして目覚めたら働く


ブドウ畑の消毒はカッコーの啼き声とともに

ダイナモの回る響きが軽快に

蔓の緑の棚の上を滑ってゆく

噴霧が霧となって吹き上がる


けふはよく晴れましたね

富士の雪はだいぶ溶けました

北岳、農鳥にはまだだいぶ雪を残し

八つも遠くにほら見えてます

けふはとにかくご機嫌です

孫たちの写真を携帯に入れて

葡萄の棚下で会話を交わす


じ様は縁側のチェアですやと眠っている

ば様はおほかた下の畑にゐて

いんげんの蔓もだいぶ伸びてきましたね

妻はすべてをやっていますよ


倉石智證