とまれ喜びが今日に住む
若い陽の心のままに
食卓や銃や
神さえも知らぬ間に
(1954谷川俊太郎22歳)
日本国憲法前文
日本国民は、恒久の平和を念願し、
人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、
平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、
われらの安全と生存を保持しようと決意した。
われらは、平和を維持し、
専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めている国際社会において、
名誉ある地位を占めたいと思う。
われらは、全世界の国民が、
ひとしく恐怖と欠乏から免れ、
平和のうちに生存する権利を有することを確認する。
※平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して
・・・われらの安全と生存を───
に関して、現在の中国などを念頭に→改善の余地があるとする。
冷戦の終焉と同時に東側のイデオロギーも消滅したかに見えたが、
入れ替わるやうに国家主義的、権威主義的な政体が現われて来た。
云うまでもなく欧米の政治経済的システムに対する不満からで、
それらはしばらくの間世界史から取り残されていた者たちの劣等・疎外意識と裏腹で、
たちまち激しいナショナリズムの炎上を伴った。
資本主義とは転落への恐怖を原動力に、
個人個人、企業間、国家間に絶え間のない競争を芽生えさせる。
目覚ましいグローバルシステムに乗りきれず洩れ落ちてしまった者たちは、
時として、逼塞した原理主義の暗闇に落ち込んで行く。
多くの政治と市場の失敗が、それらを加速させて来たのだ。
世界史から疎外された人々たち───
13,4/16米ボストン爆弾テロ
1859年にロシア帝国に編入されたチェチェンは、大多数がイスラム教徒。
1991年のソ連崩壊に伴い、ロシアからの国家独立を宣言。
94年にはロシア軍との間で第1次チェチェン紛争が起きた。
99年にもロシア政府が軍事介入したが、
北カフカスでは今なおイスラム過激派の武装勢力によるテロ活動が続く。
■米ボストン爆弾テロの容疑者、ツァルナエフ兄弟はチェチェン人にルーツを持つ。
「精神のない専門家と心情のない享楽人」のおびただしい増殖のことだ。
チャートを追いかけることがあたかも重大で知的な作業であるかのやうな、
大言壮語“正義”を声高に述べるベスト・アンド・ブライテストが導き出して来た
世界システム。
世俗とはなんだ。
神を信仰しながら激しく姦淫をすると云うことだ。
正義を口にしながら平気で人を殺すと云うことだ。
あそこでもここでも、武器製造にいそしんでゐる。
世界に、不思議な居心地の悪い影が漂って来た。
(2013,4/20日経)ルパート・マードック82歳“メディア王”
傘下に、映画の20世紀フォックス、
テレビのフォックス・ネットワーク、
新聞のウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)など───
「グローバリゼーションの進展が、
国家間、国内の階層間格差をこれほど拡大するとは想像外であった。
現在は多様化というよりも、民族、宗教、社会階層などの対立が深まり、
バラバラで不安定な社会」
「所得上位2%が富の70%を所有している。
高所得層は子供の教育に巨額の投資を行い、高所得・高学力を再生産している。
しかし、中低所得層は公教育の劣化もあって
貧困と低学力の再生産に陥り、大問題だ」
「教育や所得格差の拡大は、興味や要求の異なる多くの人々を生み出す」
「高所得・高学力層は、WSJの社説よりも高度な分析や解説を要求している。
一方、中低所得層は極端に刺激が強い娯楽や激しいスポーツを求めている」
ルパート・マードック最高経営責任者(CEO)
けふ、川崎の少年(13)殺害事件の主犯格(18)が逮捕された。
おゝ、その調べではなく、もっと別の調べを・・・
個々の家庭が機能せず、
家庭崩壊→社会の崩壊
やがて人間社会の生態系が衰退し、ほころんでゆく。
「強い日本・美しい国日本」───
安倍政権が躍起となって進めやうとしていることは。
――日本は長年、集団的自衛権を行使しなくても平和を保ってきました。
いま、行使容認を急ぐ理由は何ですか。
「中国の国防費が過去10年間で4倍に増えるなど、
日本の安全保障環境も悪くなっている。
集団的自衛権の行使容認は
『なぜ、いまなのか』ではなく、『なぜ、これまでやらなかったのか』という話だと思う」
「朝鮮半島で戦争が起きれば、米国は米韓同盟に基づき、出動する。
そのとき日本近海で米艦が攻撃されても、現状では日本は助けられない。
シーレーン(海上輸送路)にしてもそうだ。
ペルシャ湾などで日本の船が攻撃された場合、
自衛隊は個別的自衛権で反撃できるが、他国の船なら何もできない。
シーレーンが脅かされたら、日本にも重大な影響が及ぶのに、それでよいのだろうか」
1953出光佐三「アバダンへ行け」英海軍の脅しに屈しない。
以来、イランとの信頼関係と友情が生まれたとする。
1970(日揮・重久吉弘)ブルネイに最初のLNGプラント事業。
以降、例のクウェートからアルジェリアは云ふまでもなく
世界中にエンジニアリングを設計輸出、育ててゐる。
“ペルシャ湾”などと云うのは
“満蒙が日本の生命線”だと云ふくらいに危うくて、稚拙な論理だ。
資本主義的正義とは、たえず顧客はもちろん、従業員、株主も含めた
ステークホルダー全体のサスティナブルを念頭に置いてする。
「世界を動かすのは宮殿ではなく会計所であり、武力ではなく財力だ」
付け加えるなら世界の表面を、生態系のやうにめまぐるしく変えているのは
株式資本主義であって、もはや領土ではない、と云うことだ。
ネットも、人も、商品・財・サービスもやすやすと国境を越えてゆく。
織田信長のころから、戦はすでにGDP(GNP)でするものと決まっていた。
日本が太平洋戦争に突っ込んでいったのは
所詮貧乏だったからで、そして、
貧乏だったから、あっけなく負けた。
マネーの本質とはほとんど「人間」そのもので、
自由を欲し、そのくせ臆病で、さみしがり屋で人恋しがり、かつ怠惰でもある。
要するに“炭坑のカナリア”、危ないところは事前に察知し、
本質的に回避するやうに出来てゐる。
サウジ方面が危ないとなれば、
それを回避しなければならないのはサウジ自身であって、
そうしなければマーケットが他所に流れ、死活問題となるからだ。
市場の失敗もあるが、国家・政府の失敗はそれらをさらに上回ることになる。
■品がない(1)
中西輝政───
「安倍首相はこうして中国に勝つ」
■(2)“嫌韓”ヘイトスピーチ
宮家邦彦───
「コリア半島の魂の叫び」
そして
(15,2,26日経)
侵略にもおわびにも少しも触れていない(25日に安倍首相が示した5つの論点)



